前半では、Soceity3.0(工業化社会)で日本はチャンピオンになり、Soceity4.0(情報化社会)で敗退した、という話をする。ただ、危機感を伝えるだけでは、大したことは起こらないと思っていて、後半では、ありたい姿をイメージすること、に重点を置いている。
「全ての子どもがプログラミングを楽しむ国にする」というミッションを掲げてNPOみんなのコードを立ち上げた利根川裕太(とね)さんが訪ねてきてくれました。設立から4年、来年の小学校におけるプログラミング必修化を前に、驚くべき成果をあげています。
気仙沼と金沢で、テクノロジーについて経営者にお話させていただいた。ユーザー企業、大学、地域のIT企業、個人のつながり、こうした「生態系(エコシステム)」は、地域の意思があれば、少しずつ育っていく。
改めてGovTechって、なんで大事なのか、と聞かれると、答えるのはやさしくない。ただ、10年後にこんなことができるとしたら、その後ろにはGovTechの基盤があるはずだ。
「AIは怖いと思っていたけれど、なんだか未来がワクワクしてきた」こんな感想を数名の高校生からもらった。そう、因数分解ができる課題解決など、狭い意味での知は自動化や最適化がされていくけれど、たぶん、その外に豊かな可能性が広がっているのだろう。
1年半ほど前に、サイバー空間に国境は必要か、という視点から、日本は重要な役割を果たすかもしれない、と書いた。ただ、そもそも、国境があると困るのだろうか。例えば、中国に行ったらしばらくの間、Facebookとかを我慢すればいいだけではないのか。 kozat…
政府の未来投資会議の柱の一つにGov Tech(分科会はスマート公共サービス)が立てられていることもあり、動きが活発だ。産官協議会*1が昨年末から開催されており、私も参加させていただいた。また年明けからGov Techのカンファレンスが活発化しており、国会…
京阪神の経営者が一堂に会する「第57回関西セミナー」に問題提起者として参加させていただいた。事務局が、必ずしも予定調和ではなく、多少かき回してもいいという方針だったので、やりやすかった。
堀井先生に声をかけていただいて、i.schoolのシンポジウムで話をさせていただいた。パネルディスカッションでは石川善樹さんがいい感じにかき混ぜてくれて楽しかったし、懇親会では熱量の高い質問が2時間続いた。僕が話した概要はこんな感じ。その後の質問が…
地方(創生)にお金を使うことへに反対という声があった。いまのインフラを前提とした施策は上手くいかないだろう。例えば、コンパクトシティ。道路、水道、医療などのインフラを維持するためにベーシックインカム級の税金が投入されている。
潜在的デュアラーの数や、デュアラーの種類、それぞれの投資、消費、働き方への意向を例に引いてくださったのがありがたかったです。特にターゲットを投資、消費、働き方などで見る癖をもう少し付けたいと感じました。
バズワードになりつつある「関係人口」は、可能性がある反面、補助金のネタとして消費されてしまうかもしれない。この概念が最初に唱えられたのは1988年なのだけれど、すぐに普及したわけではない。時系列でみることで、どのような問いが浮かび上がるだろう…
2018年は、デジタルテクノロジーに対する不信や反発が顕在化した年として、歴史に刻まれるだろう。Facebookの事案やGoogleのスマートシティ計画への反対運動など、様々な出来事があった。国や企業が言う”人間中心の技術”というようなありふれたお題目では、…
後から振り返ると、あそこで社会がゴロッと動いたんだ。世界でもあまり例がないイノベーションのコミュニティであるコクリ!プロジェクトはそんな場になってきたと思う。例えば、300年変わらなかった教育システム。あるいは、2007年に世界の人口の半分を超え…
私はあくまでも郡上や石徹白で活動するプレイヤーなのですが、「郡上で複数分野を横断しながら地域の普通の人&都市で暮らす人を巻き込んで変容を起こしていく」「他地域の先進的な取り組みを郡上に取り込む」「郡上で起きていることを他地域(都市部・地方…
「デジタル技術によって、より良い社会が作れると思うか」という問いにYESと答えた割合。中国71%、アメリカ38%、日本22%。中国は2020年までに、全国民の「社会的格付け」を導入する。男性の生涯未婚率は、1980年に2.6%だったのが、2020年には26.6%で、つ…
日本の中学生は、中学になると6割が数学に苦手意識をもつ。ちなみに、学力は世界でもトップクラスだ。理由はいくつかありそうだけれど、学力テストにも原因がありそうだ。実はテストについて、埼玉県で静かな革命が起こっている*1。 知りたいのは「点数」で…
”おそらくもっとも驚くべき結果は、日本の位置付けだろう” とレポートで言われたように、日本はデジタルエコノミーのスコアで主要国最下位となった。時間はかかるが、投資すべきは人だ。
人生100年と言われるようになると、50歳から75歳の「サード・エイジ」には、まだ暮らし方のモデルがない。また、人々が一番お金を払う対象は「優れたひとの側にいること(ピアエフェクト)」になる
CSR活動は様々なかたちで実施しているものの、それが社会の何を解決しているのか、長期的に会社の価値にどうつながっていくのか。 CSRを経営の中核にすえる会社が現れてきています。少し前に、早稲田の入山章栄さんが 「経営と”よい社会をつくること”が同期…
会津で行なった3日間のプロトタイピング合宿は、予想をはるかに超えたものになった。最終日のデモを見ていて、熱いものが込み上げてきた。一体、会津で何が起こったのだろうか。
私の問題意識の根底にあるのが、「データの取り扱い」、そしてそれがどのような形で社会に浸透していくのか、ということです。MOOCの研究の時にも、教育データの活用に関心がありました。教育と情報が結びつき、加速度的にデータが生成されれば、今よりもっ…
自分のあらゆるデータが捕捉され、社会が「最適化」される世界は、2020年代にくっきりと目の前に現れるだろう。そして、それが起こることに対する選択肢は、あまりないだろう。都市から脱出して、ネットからも離れて、どこかの村に籠らない限りは。
この文章を読んでいただいているあなたにオススメしたいのは、Code for JapanのFacebookかTwitterをフォローして、次のサミットに参加することだ。社会を良くすることについて、ギークだけでなく、自治体職員や官僚や研究者や学生や経営者や議員やデザイナー…
地方自治体の官民データ活用推進計画は、策定が義務である都道府県で4団体、努力義務である市区町村は15団体にとどまっている。一方、6月に閣議決定された「未来投資戦略2018」は、デジタル・ガバメントが柱のひとつになっている。
NHKの同時再送信への本格参入が仕上げとなって、2020年ごろには放送と通信の融合は完了する。それは、県域免許に守られていたローカル局を、根底から揺さぶる。なぜなら、キー局から配信される番組と広告料がローカル局を支えているから。
「自然」という幻想|エマ・マリス 普段はぼんやり眺めていて、時折、ニュースでその恐ろしさに思い至る。自然とは何か、ということはあまり考えたことがなかった。 感想:「過去に戻す」のではない、「未来をつくる」自然とは ノモレ|国分拓 アマゾンの最…
気象庁が記録的な猛暑について「災害と認識」というニュースは海外でも話題になっている。世界のあちこちで猛暑による被害が発生している。様々なソースで猛暑についての研究が紹介されているので、まとめてみた。 猛暑と温暖化ガスの関係は、簡単ではない。…
10年から15年くらい先には、食が劇的に変わっていると思われる。今まで通り、ご飯やパン、肉を食べたいなら「遺伝子編集」という技術の導入が進むだろう。遺伝子編集が、遺伝子組み換えのような対立構造や、あるいは技術的な課題で停滞した時は、どうなるか…
しっかりしたエビデンスがある手法を調査し、深い学びを得るステップを6つに分けて整理している。よくある「自分はこうやったらうまくいった」というものとは質的に異なる。ちなみに、2017年のAmazonのベストサイエンス書だ。「サイエンス」なので、検証さ…