太田直樹のブログ - 日々是好日

テクノロジーが社会を変える

2050年に46歳+になる高校生に話したこと

「AIは怖いと思っていたけれど、なんだか未来がワクワクしてきた」こんな感想を数名の高校生からもらった。そう、因数分解ができる課題解決など、狭い意味での知は自動化や最適化がされていくけれど、たぶん、その外に豊かな可能性が広がっているのだろう。

国境を越えてデータが流通すると何が起こるのか

1年半ほど前に、サイバー空間に国境は必要か、という視点から、日本は重要な役割を果たすかもしれない、と書いた。ただ、そもそも、国境があると困るのだろうか。例えば、中国に行ったらしばらくの間、Facebookとかを我慢すればいいだけではないのか。 kozat…

3分で分かるGov Techの注目すべき動き

政府の未来投資会議の柱の一つにGov Tech(分科会はスマート公共サービス)が立てられていることもあり、動きが活発だ。産官協議会*1が昨年末から開催されており、私も参加させていただいた。また年明けからGov Techのカンファレンスが活発化しており、国会…

関西財界セミナーで考えたこと

京阪神の経営者が一堂に会する「第57回関西セミナー」に問題提起者として参加させていただいた。事務局が、必ずしも予定調和ではなく、多少かき回してもいいという方針だったので、やりやすかった。

i.schoolのシンポジウムで考えたこと

堀井先生に声をかけていただいて、i.schoolのシンポジウムで話をさせていただいた。パネルディスカッションでは石川善樹さんがいい感じにかき混ぜてくれて楽しかったし、懇親会では熱量の高い質問が2時間続いた。僕が話した概要はこんな感じ。その後の質問が…

風の谷、行き来する人、技術のコモンズ化

地方(創生)にお金を使うことへに反対という声があった。いまのインフラを前提とした施策は上手くいかないだろう。例えば、コンパクトシティ。道路、水道、医療などのインフラを維持するためにベーシックインカム級の税金が投入されている。

「関係人口」からどのような市場が生まれるのか【ASK ME 4】

潜在的デュアラーの数や、デュアラーの種類、それぞれの投資、消費、働き方への意向を例に引いてくださったのがありがたかったです。特にターゲットを投資、消費、働き方などで見る癖をもう少し付けたいと感じました。

「どうなる関係人口!?」の年表をつくってみた

バズワードになりつつある「関係人口」は、可能性がある反面、補助金のネタとして消費されてしまうかもしれない。この概念が最初に唱えられたのは1988年なのだけれど、すぐに普及したわけではない。時系列でみることで、どのような問いが浮かび上がるだろう…

2018年のまとめ

2018年は、デジタルテクノロジーに対する不信や反発が顕在化した年として、歴史に刻まれるだろう。Facebookの事案やGoogleのスマートシティ計画への反対運動など、様々な出来事があった。国や企業が言う”人間中心の技術”というようなありふれたお題目では、…

奇跡を起こすレシピ

後から振り返ると、あそこで社会がゴロッと動いたんだ。世界でもあまり例がないイノベーションのコミュニティであるコクリ!プロジェクトはそんな場になってきたと思う。例えば、300年変わらなかった教育システム。あるいは、2007年に世界の人口の半分を超え…