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日々是好日

テクノロジーが社会を変える

喬太郎の「擬宝珠」−今も昔も人間はオタク


ちょっと気晴らしに録画してあった喬太郎を観てみました。TBSで放映している「落語研究会」です。喬太郎師匠、歴史ある落語研究会を意識してか出だしはちょっと緊張気味ですね。しかしお客さんの反応を素晴らしい反射神経で探りながら、お得意の「ガチャポン」のまくらに入るころにはすっかり自分のペース。(ああ、自分の仕事もこうありたいものです。)何の噺かと思って聴いていると「擬宝珠」という初めて聴く噺でした。

ノリノリですね。

噺は、ある若旦那が気の病になって、旦那に頼まれた幼馴染の熊さんがその訳を若旦那に聞きにいきます。しばらくやりとりがあって、若旦那の衝撃の告白があるのです。

なんとその若旦那は金属を舐めるのが好きで、とくに擬宝珠(ギボシ)−橋の欄干や塔の天辺のアレ−が舐めたいということ。熊さんが目を白黒させてさらに話を聞くと、その若旦那、もうそこいらの擬宝珠は舐めつくしていて、浅草寺五重塔の天辺の擬宝珠が舐めたい、でもそれが叶わないから気の病に臥せっているとのこと。

フェチですね。ぶっとんだ噺です。落語の真骨頂ではないでしょうか。
まさに、落語はイリュージョンですね。

しかし、ナンセンスな噺をやらせると喬太郎師匠はほんとに生き生きとしてますね。前に鈴本で観た「ちりとてちん」も爆笑だったし。

鬱々とした天気が続くこのごろですが、爽快な気分になりました。