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日々是好日

テクノロジーが社会を変える

ソニーはどこへ向かうのか


書いてあることが全て真実かどうか分かりませんが(前書きにあるように、「人はみな自分に都合のよいように話すことがある。」)、ソニーという、恐らく世界でもっともよく知られている(日本の会社ではないと思っているひとさえいる)会社を考える際の、第一級の資料でしょう。

経営者の栄光と苦悩、経営陣の個性のぶつかりあい、運命的な出来事。出井ソニーの10年が、まるで小説のように語られています。

それは、輝かしい歴史をもつエレクトロニクス事業と、ハリウッドNo1(つまり世界No1)のエンターテイメント事業をもつ、いわばモンスターとなった企業を、いかに操縦するか、という苦闘の歴史だったと思います。その中で、カンパニー制執行役員など、日本初のコンセプトが多数生まれました。

90年代、ABBという20万人社員の巨大コングロマリット企業を、2百名の本社とマトリクス組織で鮮やかに操り、名経営者と言われたバーネヴィック氏を思い出しました。同氏も、CEO退任前は、市場からの厳しい糾弾にあいました。

昔、松下電器のある人から、こんな話を聞きました。
松下幸之助は、自分に続く経営者が、自分ほどの力量がない場合を想定して、誰にでも経営できるような組織と文化を残したんですよ。それが最大の功績かもしれないですね。>

さて、これからの企業組織、そして経営者の役割、どのようになっていくのか。