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日々是好日

テクノロジーが社会を変える

明治維新の青写真を描いた人物


バングラディシュから戻ってバタバタしていたのですが、以前から気になっていた横井小楠の本を読みました。帯に「坂本龍馬が師と敬い、勝海舟が恐れた鬼才」とあります。このブログでも「富国有徳」のコンセプトを唱えた人物として触れています。

過去ブログ「富国有徳とは」
http://blog.goo.ne.jp/kozatori7/e/420f633bc3da1364917706b0af7cb54c

読みやすい本ですので、小楠の思想については、同書を是非読んでいただければと思うのですが、強い感銘を受けたのは、その思想のスケールです。

同時代の人間が旧来の価値観や目の前の外来技術に心を奪われているのと比べ、「堯舜孔子の道を明らかにし、西洋器械の術を尽くさば、なんぞ富国に止まらん、なんぞ強兵に止まらん、大義を四海に布かんのみ」と言い切ったそのビジョンは、様々なインパクトを与えます。

龍馬の「船中八策」、由利公正の「五箇条の御誓文」など、小楠の「国是七条」を下敷きにしているのがよく分かりました。これに匹敵するものを、我々も持ちたいものです。

あと、個人的には、これほどの人物でありながら、小楠が何度も酒で失敗しているのには、親近感を覚えました。決して、言い訳にしてはいけませんが・・・