太田直樹のブログ - 日々是好日

テクノロジーが社会を変える

最近、何をやっているのか

1. 会津若松で、未来のプロトタイピング

株式会社New Storiesの1号プロジェクトとして、パナソニックの未来戦略室といっしょに「未来のくらしのプロトタイプ」を進めています。場所は、スマートシティの生きたラボとして注目される会津若松市

プロジェクトチームは、情報技術とウェルビーイングを研究・事業化するドミニク・チェンさん、ソーシャルデザインで知られる太刀川英輔さん、Code for Japanのキーマンで会津大学准教授の藤井泰史さん、という素晴らしいメンバーです。

パナソニックに加えて、会津若松市、地元企業、会津大のエンジニア、市民が参加して、未来を創ります。

2. 新興国を中心に、ICT(情報通信技術)インフラ投資のギャップを埋める

ICTの官民ファンドである株式会社海外通信・放送・郵便事業支援機構の社外取締役、投資委員会の委員長として、地球の人口の半分にインターネットが届いていないという、グローバルのデジタルデバイド解消に、日本が貢献するようファンドの戦略づくりを手伝っています。

ファンドの設置期間は18年、投資総額は約1400億円を予定しています。2040年までに、世界のICTインフラ投資の不足は1兆ドルになると見られています。

格差の縮小に効果的なICTインフラが少しでも早く普及するよう、機構の皆さん、共同で投資する企業と汗をかきたいと思っています。

3. 日本で、政治への関わりを高める

ニコニコ動画で知られるネット企業では古参の株式会社ドワンゴの顧問として、私たちの政治への関わりを高めるようなメディア戦略づくりを手伝っています。

政治とネットの出会いは2008年で、注目が集まったのは2012年の衆院選挙の党首討論で140万人が見たときです。まだまだイノベーションの機会がたくさん眠っています。

また、ドワンゴは、リアルとネットの融合のフロントランナーです。ニコニコ超会議は、毎年参加者が増えていて、今年は会場(リアル)来場者は16万人、生放送(ネット)視聴者は612万人!さまざまな企業と融合戦略を実験しています。

以下は個人のプロボノです。

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コクリ!のワーク。写真の右は、地域・教育魅力化プラットフォーム代表理事の水谷さん

4. コミュニティで、社会のうねりをセンシングし、自らの変容を通じてイノベーションを起こす

コクリ!プロジェクトの戦略ディレクターとして、グローバルでもかなりユニークなイノベーションのコミュニティ運営を手伝っています。何がユニークか?

コミュニティーメンバーの圧倒的な多様性。経営者、官僚、研究者、デザイナー、農家、社会起業家など、カテゴリーでは語れない面白い人がいます。「未来を創る100人」のリストを作ったら、多分2、30人はここから入ると思います。

一人一人が本当に素晴らしいのですが、この場で、改めて自分の「根っこ」とつながり、仲間とつながる中で「未来の意図」が見えてきます。それをデザインしていくことで「未来のあたりまえ」例えばモビリティ、暮らし、食などのプロトタイプが生まれてくる。

それをサポートするのがコクリ!のもう一つのユニークな点で、少し専門的になりますが、MITのピーター・センゲなどのシステム思考、西海岸のデザイン思考、心理学療法から発達したプロセスワークなどのフロントランナーが、それぞれ独自に発達してきたアプローチを融合させるという、グローバルでも珍しいプログラムを開発・実践しています。

5. 地方で、教育を起点に地域を変える

財団法人地域・教育魅力化プラットフォームの評議員として、地方の公立高校の魅力化を進めています。原点は、島根県隠岐諸島の島前高校。廃校寸前だったのが、いまでは、生徒数の4割ほどが島外から来て3年を過ごします。何が起こったのか?

ポイントは、プロジェクト学習において学校を地域に開き、とても豊かな学びの場が生まれたことです。これは、AIなどによって雇用や必要なスキルが激変する未来において、もっとも必要とされる学びだと思います。プロジェクトを支える高校魅力化コーディネーターが素晴らしい!

離島から島根県全体へ、そして全国へと広がって、今は約40校が「地域みらい留学」というプログラムを持っています。