太田直樹のブログ - 日々是好日

テクノロジーが社会を変える

社会起業家の卵達と ラウンド1

ISLでは、今年、社会起業家向けのプログラムを立ち上げた。何年も野田さんを中心にいろいろ、それこそ一体何を議論しているのか分からなくなるくらいに議論してきた取り組みである。 そんな思いのあるプログラムを若い二人のスタッフに任せて、野田さんご自…

どん底の会社を救う 〜 大企業経営者の行動規範

NHKのプロフェッショナル仕事の流儀のアンコールで弁護士村松謙一氏の放送を見た。村松氏は瀕死の会社−大企業から町の中小企業まで−を100社以上再建した人物である。その仕事に対する真摯な姿勢に心が打たれた。そして、生き方が胸にぐっときた。 http://www…

ソーシャルリーダーシップ@神戸大学MBA

神戸大学のMBAでBCG講座を作っていただいた。テーマはグローバル戦略。BCGの中部関西オフィスのパートナーが得意の持ちネタで4回の講義を分担している。第2回はSustainabilityというテーマで、ソーシャルリーダーシップについて議論した。(グローバル戦略で…

学び続ける人々

六本木ヒルズのライブラリーで講演させていただいた。お題は昨年翻訳した「かすかな兆候を見逃すな」。かなり抽象的なテーマでこのような機会をつくっていただいたファーストプレスの上坂氏に感謝申し上げる。また、活発な議論に参加していただいた200名近く…

またISLのゼミが始まる

ISLのリーダー育成プログラムの締めくくりになる経営者ゼミが、今年も始まる。参加者は、各出身企業の社長からサインをもらっている、ホンマモンの経営者候補である。ゼミのガイダンスにこうある。 「今すぐに真剣で斬り合え」 約半年に亘って真剣勝負をし、…

グローバルマネーの動向とSWF

年末、LBSの同級生である長谷川さんからこの本を送ってもらった。みずほ総研の市場調査部長で、精力的に活動している。お題は、最近存在感を急速に増しているSWF(政府系ファンド)に焦点をあてたグローバルマネーの最近の動向だ。経営トップと話していても…

脱ガラパゴス−「ものづくり」から「ものがたり」へ

12月号のダイヤモンド・ハーバードビジネスの特集「優位」の教訓はは読み応えがあった。金融危機に端を発する世界的な経済の混迷の中、悩めるビジネスリーダーに勇気を与えてくれるのではないだろうか。特に、CEOが自ら語る論考には、読んでいて思わず身をの…

立川談志 71歳の反逆児

談春師の『赤めだか』を読んで、ちょうどいい具合に、NHKで談志師匠のドキュメンタリーをやっていた。録画してあったものを夜中に観る。最後にはなぜか正座していた。 テーマはいろいろある。一つはもちろん落語。 「落語とは人間の業の肯定である」と、弱冠…

ISLの総会で世界の行く末について考える

今日、年に一度のISLの総会があった。NPOがここまでできるのか、というところまでISLも成長してきた。事務局の方々の舞台裏での大車輪の活動には本当に頭が下る。不肖私も、200余名の参加者の声を拾うフロア司会を(いつもながら直前の依頼で)引き受けさせ…

世の中大変なことになっていますが

BCGから出る久々の戦略本だ。翻訳のためにこの夏山に篭った(海だったかな)。まえがきにも書いたが、それほど目新しいキーワードが並んでいるわけでもない。また、すぐに役に立つハウツー本でもない。どんな本かと言うと、今後10年の間に競争優位の源泉にな…