太田直樹のブログ - 日々是好日

テクノロジーが社会を変える

品格のあるヒレカツ@双葉


権太楼目当てに上野広小路の鈴本へ。その前に腹ごしらえをと久し振りに双葉に足を運びました。とんかつ御三家と呼ばれる双葉とは別の、弟さんがやっているヒレカツ専門店です。メニューはヒレカツ定食とエビフライ定食のみ。ここは昔、食の師匠に連れてこられた店で、松坂屋の向かい側、マムシ料理の店の脇の路地を入った少し分かりづらいところでひっそりと店を構えています。

待つこと20分。ランプステーキのような分厚い肉を低温でじっくり揚げたカツが目の前に運ばれてきます。さっそく箸で一切れ持ち上げてみます。断面は薄いピンク色で肉のジューシーさがぎゅっと詰まった感じです。さっそく口に運ぶとヒレなのに十分に脂が乗っていて、薄めの衣とあっさりしたソースが絶妙にマッチしています。

まあトンカツというのは揚げたてであればどこでもそれなりにおいしいのですが、ここのヒレカツは何と言うか「品がある」カツなのです。肉の厚みを考えるとけっこうなボリュームだと思うのですが、あっさりと胃におさまってしまいました。

すっかり満ち足りた気分で、足取りも軽く鈴本演芸場に向かったのでした。