本上まなみの、あまりやる気のなさそうな質問と、山本太郎のやけに熱心な突っ込みには、少々食傷気味なのですが、この番組はいい「素材」が多くて、よく見ています。特に、一流の職人が出る回は、思わず、「うーむ」とうなることが多いのです。
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今回は、少々見た目が怪しい、クリエイティブ・ディレクターの箭内道彦氏。「NO MUCIS, NO LIFE」の一連の作品（私も結構好きです）、浜崎あゆみをフィーチャーした森永ハイチュウのCM、最近では旬の芸人を何十人もキャスティングした整髪料UNOのCMなどを手がけている人です。
「CMクリエイターには個性やスタイルはいらない」という考え方に、とても興味を覚えました。曰く、商品のよさ、タレントの個性、さらには、CMを作る際の様々な制約や追い込まれた状況などいろんなものを、合気道のように、相手の力を活かして鮮やかに投げる、自称「クリエイティブ合気道」だそうです。
私も「来たタマを打つ」ことを、日頃心がけているのですが、なかなかここまでの境地には至りません。世の中には、すごい人がいるものです。
