明日は誰のものか?
先日も書きましたが、週末、ISLで杉之尾氏とジョイントで講義をします。私の方のセッションは、クリステンセンの理論を柱に、5つのグループに分かれて、ワークショップ形式で以下の問いを考えていきます。
�@ TSUTAYA vs コンテンツ(音楽、ビデオ)配信サービス
�A JCB vs 通信会社による携帯クレジットサービス
�B NTTドコモ vs 無線LANを使った通信サービス
�C 東京電力 vs 家庭における分散電源
�D 慈恵医大 vs 自宅あるいは近所での看護師による治療
それぞれの企業の経営者の立場にたち、以下の2つの問いについて考えてきてください。
1.あなたは、破壊的イノベーションが、業界にどのような影響を与えると思いますか。
2.あなたは、破壊的イノベーションに対して、どのような対応策をとりますか。
どうでしょう。面白そうですか?
私は将棋指しではないので、あくまでも想像なのですが、このようなワークショップは、複数の腕自慢の将棋指しと同時に勝負するような緊張感があります。参加者は次世代リーダー候補で、上の業界の人もいるのです。
リーダーの要素は、「先見性」「決断力」「実行力」の3つだと思いますが、このワークショップは特に「先見性」を取り上げ、それに関連して「決断の難しさ」にも触れる形になると思います。これらは、決して、その業界や技術をよく知っているからできることではないでしょう。週末には、骨太な議論ができるのではと、いまからそわそわしています。