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日々是好日

テクノロジーが社会を変える

Be aware of a next explosion of the Internet


BBCをpod castで聞いていて、久しぶりにびっくりするニュースに出くわした。「インターネットの父」と言われるVint Cerf氏へのインタビューだ。最初は落ち着いた調子で質問していたBBCのキャスターが、Cerf氏の話が進むにつれ、思わず噛みながら「Let..Let me get this right....(ちょっ、ちょっと確認してもいいでしょうか・・・)と何度も問い直していたのには笑ってしまった。

Cerf氏は70年代にインターネットプロトコルであるTCP/IPを開発したコンピュータ学者だが、現在はChief Internet EvangelstというタイトルでGoogleに身をおいている。

氏によると、現在のインターネットユーザーは17億人。加えて、モバイルユーザーの20%、約7億人にネットアクセスがあるとして、最大24億人、重複を考えると約20億人がつながっているという。

衝撃の未来像は、今後3年から4年の間に、ネットアクセスは世界人口の75%、約50億人に達するというもの。そしてそれは携帯電話によってなされるという。

Cerf氏曰く、そこ(75%の普及率)までは比較的自信があるが、そこから先は分からないね。TVなどの技術を見ていても、最後の20%は大変だろう、とサラリとおっしゃっている。

数年の間に30億人のネットユーザーが出現する・・・これは劇的な変化だ。しかし、ホンマかいな?という向きもあるだろう。ただ、先日もインドに行って感じたが、農村でも携帯ネットが生活の中ですでに浸透しつつある、以前も書いたがインテルがアフリカもターゲットに、安価な無線LANベースのテクノロジーの開発に邁進している・・・

インテルのスケールとスピード
http://blog.goo.ne.jp/kozatori7/e/688a1fc17dd6c9cf8c23afdcc04f3928

・・・ひょっとしたら、あるかもしれん。

更に興味深いのは、Cerf氏が単なる技術的な可能性から上のビジョンを言っているのではないということだ。インターネットの爆発的な普及によって、例えば、電力監視システム(これもGoogleの新規事業の一つやね)のようにエネルギー問題、特に新興国でのそれを解決する、という社会的なインパクトを見据えている。

さて翻って、日本企業だ。問われるのは、関連企業のリーダーの先見性だろう。いま、Affodable Technology(手ごろな技術)というのが海外ではホットなキーワードになっているが、これまで進んだ技術を目指してきた開発部隊の方向を変えるのは、トップダウンしかない。GEは医療、電力など幅広い分野でこれをやってのけている。日本企業にはできるだろうか・・・

もう「日本はガラパゴスだし・・・」「そんなローコストの商品をやったって利益はでるのか」なんて言ってみても仕方がないところに事態はきつつあるようだ。世界経済が嵐の中で激動する一方、来るべき新しい秩序への動きがはじまっている。