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日々是好日

テクノロジーが社会を変える

ラーメン三景 2008年夏

鈴本夏祭りに行かなかったのに、なんと夏が終わってしまった。無念である。悔しくて週末東京の本宅に居るときには落語のビデオを見ているが、先日観た志の輔師匠の「死神」は秀逸だった。談志の立ち居振る舞いが見て取れるのは当然として、師の独自の工夫がしてある。死神がちょっとおかしくてよい。

夏祭りにいけない忙しさと悔しさは、自然と(?)ラーメンに向っていく。

名古屋にいるときに気に入って食しているのは、江南の新商品「丸鶏」だ。鶏の出汁を白濁するまでじっくりと出しており、上品だけれどもコクがある一品。40年を超える歴史があっても、工夫を重ねる姿勢に、自分はまだまだと生真面目なこともほんの少し考えつつ、炙りシャーシューを口にいれる。うーむ美味だ。ライスがよく合う。


炙りチャーシューと言えば、週末、京都御所南の麺屋〇竹で「背脂醤油たまご入上」をいただいた。背脂ということで少し身構えていたが、魚出汁がベースなのでぐいぐいいける。特筆すべきは煮たまごであろう。器が目の前に運ばれ、スープを啜ること二口、三口。麺を口に含んで黙々と食べ、一息ついたところで最初のチャーシューをいただく。このあたりで幸せのピークに達するのだが、ラーメンはまだ3分の2ほど残っている。また麺にとりかかって巡航速度と思いきや、煮たまごをかじってびっくり。中のとろけ具合といい、味のしみこみ方といい、もう一段上の至福へといざなわれる。ぼーっとしながら食べていて気がつくと完食という次第。これにはまいった・・・


最後は、処替わって東京赤坂。さんざん通ったじゃんがらラーメンである。なんと日枝神社のふもとという有り難い場所から移転してしまったらしい。てくてくと歩いていき、いつもの「こぼんしゃん角肉味玉子」を注文をすると、おばちゃんが「久しぶりだけど、元気にしてた」とひとこと。ラーメンを食べながら思い起こせば、仕事で辛いときうれしいとき、よくここでラーメンを食べたっけなあ・・・とふと目の前の壁を見ると、なつかしい前の店の写真が・・・。思えばあれから遠くにきてしまった。が、まだまだ道のりは長い。