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日々是好日

テクノロジーが社会を変える

大陸を疾風怒濤の勢いで駆ける

シンガポールから夜行便で帰国し、そのまま仕事を続け、夕方にビジネスブレークスルー(BBT)の講座の収録に向いました。BCG戦略リーダーシップ講座」と銘うった番組の第2回のテーマは「グローバルリーダーシップ」です。

グローバル化、あるいは、グローバル競争というのは何十年も前から言われてきた言葉です。いま、「グローバル」とはどんな意味を持つのでしょうか。こんなところから、番組を始めました。

日本が「縮小する経済」に突入していることを考えればあたり前のことなのですが、実は、グローバル市場で売上を伸ばしている企業ほど、企業価値が高くなります。また、売上1000億円以上の日本企業の海外売上比率を見てみると、40%から60%くらいのところに大きな帯があります。

この位置の企業は、「日本的経営」から「グローバル経営」へと転換する過渡期であることが多いのです。言い換えると中途半端にグローバルである企業が多い。ですから、グローバルリーダーシップが問われますし、その力をもった人材の育成が急務なのです。

講義では「市場」と「人材」の2つのリーダーシップに分けて話をしましたが、重要なのは「肌感覚」だと思います。まずスペースについての感覚。例えば、中国には人口100万に以上の都市はいくつあるのか。その都市に商品を供給する際、品揃えは都市間でどの程度異なるのか。都市同士はどのくらいの距離離れており、物流網はどのようなものが必要か。

次に、スピードについての感覚。流通チャネルの構造はどのように変わっていくのか。棚にはどれくらいの商品が並ぶのか。それらはどの程度の期間生き残るのか。

そして、持続性についての感覚。広大なスペースを、急激な変化に対応しながら攻略する際に、持続的に事業が成り立つための勘所はどこか。

広大な大陸を疾風の如く駆け、勢いを失わない騎馬民族をイメージしながら話をしていました。ただ、それを伝えるのはなかなか難しいなあ、というのが番組を終えてみての実感です。