太田直樹のブログ - 日々是好日

テクノロジーが社会を変える

ISLが日本を変える

経営者育成塾ISLの総会が開かれました。野田さんに乗せられて気がつけば「幹事」になってしまったわたし。昼の12時の理事会から、パネルディスカッションのフロア司会、夜のレセプションパーティから深夜の飲み会まで参加している始末。

なぜここまで付き合うのか?ここはひとつ、自問自答せねばならないでしょう。

それはISLが次のステージへ飛躍するわくわく感があるからだと思います。この先、またすごいことが起こるのではないか。そう感じます。

理事会には早々たる方が名を連ねていますが、名前を貸しているのではなく本気でコミットされています。この日も、ヤマトホールディングの有富会長、日本IBMの北城最高顧問、九州大学の小西教授、富士ゼロックスの小林最高顧問、武田薬品の長谷川社長、日本GEの藤森会長(50音順)という方々が、ISLの今後について「本気」で議論されていました。

加えて、主幹事として日本アジアホールディングズのサンドラ・ウーさん、川合アユムさん、産業再生機構を率いていた富山さん、ETICの宮城さんが議論に加わる・・・

日本におけるリーダー育成ではISLがぶっちぎりにすごいことが、端的にここに現れていると思います。何も権威が集まっているから、そう言うのではありません。

そのことは理事会に続く大会でのパネルディスカッションに見てとれます。小林さんの開会の辞、北城さんの活動報告に続いて、第一部は「エリート不在が日本を滅ぼす」というテーマで、富山さんの問題提起から、ISLの卒業生、ファカルティなど100余名を巻き込んでの双方向のパネルディスカッションです。第2部は、ISL理事でもあるアフラック創業者の大竹さんの問題的で始まるディスカッション。テーマは「社会を変えるビジネスリーダーは可能か」。

大竹さんのお話は、初めて聞きました。日本では恐らく10指に入るお金持ちということで、正直に言えば少し先入観をもっていたのですが、とても心に沁みました。思わず泣いてしまった人もいたと後で知りましたが、この方ははっきり言ってヤバイです。社会を変える「想い」が尋常ではない・・・

週末にこんなテーマを、このメンバーで真剣に議論する組織は、おそらくISL以外にはないと思います。

議論は当然のごとく発散し、閉会の辞の野田さん曰く「残尿感のある(これはセクハラ用語だと思いますけれど)」形で終わりましたが、フロア司会という役回り上集中して参加したわたしにとっても学びの多い議論でした。

レセプションパーティでは、懐かしい卒業生の顔も見え、いろんな方と議論がはずみました。そして深夜の打ち上げ。これだけの会を支える事務局の方々の働きぶりには本当に頭が下ります。特に、事務局長代理の向谷さんは高校の後輩ですが、着ぐるみを着て最後まで盛り上げる徹底ぶり(?)です。

ISLの第7期のプログラムがすでに始まっています。今期は、なんと社長直筆のサインを得て選ばれた参加者です。多くの企業では、リーダー育成は人事部任せになっているのが実態ではないでしょうか。ISLはそこにもチャレンジしているのです。

日本を変えるリーダーが、ISLから輩出される日も遠くないでしょう。ISLをお手伝いすることは、最近仕事が回っていないわたしにとってはとてつもなく負担なのですが、わたしの拙い能力で役に立てる限り、関わっていくことになりそうです。