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日々是好日

テクノロジーが社会を変える

中国企業の強みは何か?

久し振りに北京に行ってきました。3年振りでしょうか。前回出張時には空港はあったと思いますが、高速道路や鉄道が整備され、高層ビルが立ち並ぶその姿には圧倒されました。

一緒に行った同僚は、2,3年前に比べて道端ツバを吐く人が少なくなったし、下着をつけていない子供も見なくなった(Tシャツにしたは裸といった子供があちこちにいたそうです)、と感想を言っていました。確かに、街もずいぶんとキレイです。

市内にあるカルフールにも行ってきましたが、ショックだったのは日本企業の存在感の無さです。たとえば、薄型テレビ、携帯電話、冷蔵庫と、もともと日本企業が得意だった領域は、成長する中国企業とリスクをとって参入している欧米企業で占拠されています。

来月号のダイヤモンドハーバードビジネススクールの拙稿にも書いたのですが、多くの日本企業は、ハイエンドの高付加価値製品という、ともすると国内市場でしか通用しない商品に固執しているように思います。

しかし、50億人と言われる新興国の富裕層の下には、10億人以上の年間1000ドルから5000ドルの市場が立ち上がりつつあるのです(BCGではNext Billionと呼んでいます)。

ここで、さまざまなイノベーション、開発から流通まで、が起こる可能性がある。

中国のみならず、インド、ブラジルといった国々の企業は、ローコストや豊かな資源だけでなく、このNext Billionで新たな付加価値を生み出し、それを武器にグローバルに打って出る可能性を秘めていると思います。

これからの日本の経営リーダーには、ぜひこのフロンティアについての「肌感覚」をもっていただきたい。そう思いながら仕事をしています。