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日々是好日

テクノロジーが社会を変える

実践競争戦略@WBS 終了!

ISLに続いて、早稲田大学ビジネススクールの授業が終わりました。講座名は「実践競争戦略」ということで、実務家が使える戦略ツールを「先見力」「決断力」「実行力」という3つの切り口でやってみました。これを3名のパートナーで分担し、わたしは「先見力」のイノベーションを軸に将来の競争をどう読むかということを掘り下げました。

スケジュールの関係で最終講義も受け持ったのですが、テーマは実行力のひとつとして「変革リーダーシップ」を取り上げました。かなり使えるツールですので、要点だけ書いておきたいと思います。

企業が変革する際には3つの要件が揃うことが必要です。まず変革にReadyであること。次に変革にWillingであること。さらに変革をAbleできること。これら3つを合わせてRWA分析と呼び、いったい企業のどの部門、どの層がどこでつまづいているのかを把握しつつ、変革を進めていくという考え方です。

Rでひっかかる場合は、市場が変化している、競合が力をつけている、社内の強みが失われているなど変革の必要性について気付いていない場合です。Wがハードルになっているときは、変革の必要性は分かってはいるけれども、そのコストに見合ったリターンが見えていない、変革の行動が評価されないなどが要因として考えられます。Aがボトルネックになるのは、必要なスキルや資源がない、組織に柔軟性がない、変化を推奨する文化がないなどがあります。

企業によって、これらRWAのどこで引っかかっているかが異なります。また部門や階層によっても違いがあるのです。今日の講義では、それを実際ミニ演習で作業してもらいました。まあ、よく言われることですけれども、講義で聞いているのと、実際の企業で自分で考えて作業するのでは、大きなギャップがあります。

わたしは変革リーダーとしてミドルの果たす役割は大きいと考えています。講義を受けた方にはぜひいろいろなツールを使いこなしてリーダーとして活躍いただきたいですね。

また、早稲田ビジネスレビューの第6号(2007年7月)に書いた「Pathway to Engagement 業績をリンクさせ組織変革の道筋を可視化する」というのも、なかなか使えるフレームワークです。

今回は間に合いませんでしたが、今度やるときは、ぜひわたしのクライアントのキーマンをゲストスピーカーとしてお招きしたいですね。コンサルタントの話は分かり易いけれども心をうたない、ISLの野田さんにいつも言われます。そうかもしれません。実際に事業をやっている方の言葉には、やはり重みがあります。

プロジェクトでの苦労や喜びを振り返りながら、いつかやってみたいですね。

参考:WBSでやったリードユーザーイノベーションの講義
http://blog.goo.ne.jp/kozatori7/e/469725490377d3be26f4d7328b7dc719