ETICの井上さんに誘われて社会起業家のビジネスプランコンペ「STYLE 4th」のファイナルに行ってきました。
ファイナリストの中には10月のメンターセッションでお話しした柴田さんもいて、どれだけプランが進化しているのかを楽しみに、100名以上の参加者で熱気あふれる会場に足を踏み入れました。
プレゼンの様子は動画でアップされているので、興味がある方はそちらをご覧ください。
http://etic-story.cocolog-nifty.com/style4th/
感動するプレゼンでした。いま四苦八苦しながら本を書いていますが、何かが起こりつつある手応えをはっきり感じました。わたしが持っていた問題意識は大きく2つあります。
まず、社会変革ニーズがどこらへんにあるのか?
それぞれの社会起業家が目指す事業は、自然放牧や自立支援など個別のものですが、大きくは新しい生き方や価値観の提案なんだろうと思います。
つぎに、その提案が「大陸級」になるにはどうしたらいいのか?
これには、明確なプランが示されたものはありませんでした。今年も最優秀賞がなかったのもそのあたりに理由があるかもしれません。
最後に、自分の立ち位置はどこなのか?
井上さんのように「自分が世界を変える」というだけのエネルギーはわたしにはないかもしれません。また、オラクルジャパンを立ち上げ、いまは社会起業家のエンジェルとして活躍されているアレン・マイナー氏がいう「キャピタリズムのそのさき」を語る才能もないかもしれません。
ただ、コンサルタントとしてビジネスとノンビジネス、企業と個人が「膜」を通して相互に浸透する中で、いくつかのアイデアが「大陸級」になる可能性は示せるように思います。
死ぬほど忙しいのですが、それを何とか形にしたいですね。