イノダコーヒ@京都
所用があって妻と2人で京都に出かけました。大阪で生まれ奈良で育った私ですが、大学からずっと東京なので京都はほとんど知りません。京都の人が「イノダのコーヒーを飲まないと1日が始まらない」というイノダを今回初めて訪ねました。ちなみに、イノダコーヒーではなくてイノダコーヒという創業1940年の老舗です。
写真のように町屋風のつくりですが、中に入るとサロン風で思ったより広くてびっくりします。京都は建築の規制があるため高い建物は少なく、東京に比べると空が広く感じます。ただ、四方が山に囲まれた狭い盆地なので、空を見ているとなんだか不思議な心持ちがします。
コーヒーを頼むと「お砂糖とミルクはどうされますか」と聞かれます。恥ずかしながら意味が分からなかったのですが、コーヒーがきて納得。最初から砂糖とミルクが入っているのです。かなり濃い目のコーヒーなのですが、少し甘い感じのいい香りが厚めのカップから立ち上ってきます。
ああ、母親がよく言っていたイノダってこれなのか。母はアイスコーヒーのことをコールコーヒーと呼ぶのですが、それも京都の言い方のようです。おみやげに「アラビアの真珠」の豆を買いました。