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太田直樹のブログ - 日々是好日

テクノロジーが社会を変える

『下流社会』<<『大崩壊』


出張でNYに来ています。いつも思うのですが、都市のど真ん中にこれだけの緑があるのは贅沢ですね。

時差ボケでぼんやりしながら、『下流社会』について考えているときに、ふと思い出したのが、米国の政治学者フランシス・フクヤマの『大崩壊の時代』です。これは、それこそ、貧富の拡大はもちろん、犯罪の増加、コミュニティの崩壊など、社会全体が崩壊する流れは不可逆であると、大変な勢いで説く本で、数年前に最初に読んだときに、しばらく思考が麻痺したのを覚えています。

フクヤマ氏の主張に比べると、『下流社会』は、我々の社会の変化のほんの一端にすぎないのだなあ、と思います。

さて、氏は、その『大崩壊』への処方箋として、「規範」の復活をあげています。このあたりから私は、今のところどうにも消化不良なのですが、
大崩壊の根底の力が「道徳の崩壊」であり、それに対して人間の本性として備わっている「規範」が解となる
というのです。ネオ保守主義と、フクヤマ氏が言われるのもよく分かります。

日本に戻ったら、後半を読み返してみようと思います。