我社の幹部研修で、次世代リーダー育成のNPOであるISLの野田さんに、講演していもらいました。テーマはずばり「リーダシップについて」。
野田さんのリーダーシップ論の、ほんのさわりだけをご紹介すると、こんな感じです。
1.多くの経営者は、突然リーダーになるがゆえに、マネジメントとリーダーを混同している。たくさんの部下がいるのが、リーダーではない。
2.リーダーとは、非連続を飛び越える人。飛び越えてみれば当たり前のことを、皆が気づく前に「見える」人。
3.飛び越えるには勇気がいる。なぜなら、計算できないから。そうであるがゆえに、まず自分が信じて、動く(リード・ザ・セルフ)必要がある。それが、人を巻き込み、ひきつけ、リード・ザ・ピープルになっていく。
4.自分の夢が、大勢の夢になるには、利他が必要。それが人をひきつけつづける。
講演の中で、キング牧師、マザーテレサ、マハトマ・ガンジーの映像を見ました。そして、野田さんは、こう問いかけます。
この人たちは誰もが認めるリーダーです。でも、最初からこうだったのでしょうか?
結果ではなく、プロセスでとらえよ。野田さんはこう続けます。これらの偉人も、まず、リード・ザ・セルフがあって、悩みながらリード・ザ・ピープルへの旅をしてきたのだと。
ISLでは、だから、一貫してこう問いかけます。「あなたは、何がしたいのですか?」私にとっても、すごく難しい問いです。