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太田直樹のブログ - 日々是好日

テクノロジーが社会を変える

日本の家電の復活

今週は、松下とソニーのR&Dの方と雑談をしました。(本職のコンサルティングに関わる話ではありません。)

以前、松下の前CTOの三木さんとの話で、「どんな生活を送りたいのか」というビジョンが必要だ、という話をしましたが、その延長線にある話です。

議論になったのは、デジタル家電は、開発費が膨らむ一方、店頭に並ぶとジェットコースターのように価格が下がる、という点です。しかし、興味深いのは、洗濯機、冷蔵庫などの、いわゆる「白モノ家電」は、比較的高い価格を維持しています。

この違いについて、私が思うのは、我々は何に対してお金を払っているのか、ということです。よく言われますが、我々は
形ではないものに価値を見出す
方向にシフトしています。気持ちよさ、自分へのご褒美、健康などです。

白モノ家電に見られるのは、「ビタミンが増える」「マイナスイオン」など、デジタル家電とは異なる、形にならない、あるいは、心理的な価値を上手に商品開発に織り込んでいることです。これらの価値は、「○○万画素」などのように、簡単には比較できないですし、陳腐化するスピードも遅いのです。

このような新しい価値感を、デジタル家電でも、しかもグローバルな舞台で訴求することが、家電復活の鍵ではないかと、私は考えています。日本の消費者の感性が、そこに大きく役立つのではないでしょうか。