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日々是好日

テクノロジーが社会を変える

戦略とは何か2006(その2)

米国を中心とする企業戦略には大きく2つの派閥があります。ひとつはHBSの大御所ポーター教授のポジショニング論。もうひとつはオハイオ州立大学のバーニー教授が唱えるリソースベース論です。両者は直接、間接さまざまなところで論戦を行っており、2001年5…

戦略とは何か2006(その1)

ISLの野田さんに頼まれて、8月に30代向けコースで戦略についてセッションをすることになりました。私が午前の部で、午後はミスミの三枝さん。おまけに、「戦略のBCG」として面白いものを、というありがたいダメ押しのプレッシャーつきです。で、つらつら…

混沌としたウェブの世界に光を

ついにWeb2.0が週刊誌で特集されるまでになりましたが、大きな可能性を感じる反面、混沌としたウェブ世界の影の部分について最近よく考えます。 例えば、グーグルの検索結果。上位にくる「有用な」情報にはさまざまな判断基準があっていいと思います。ただ、…

新しいグローバリゼーションの波

私が属するBCGから興味深いレポートが出たのでご紹介します。BRICsに代表されるRDE(Rapidly Developing Economies)の注目企業100社の戦略を調査したものですが、考えてみるとここ数年、景気が悪い中ですっかり日本企業ではグローバリゼーションの熱が冷め…

フラット vs ハイ

ISLで6名の将来の経営リーダーの方々とゼミ形式で毎月セッションをやっています。テーマは自分が社長になった際の就任演説をつくりあげるというものなのですが、6名の方がいるのはそれぞれグローバルを代表する企業なので、回を重ねるごとに、議論は今日の経…

天空の図書館でセッション

BCGでは3年ほど前から、慶應ビジネススクールと提携して「戦略コンサルティング講座」というコースを開いています。私の担当はイノベーションです。昨年までのアークヒルズから、六本木ヒルズへ場所を移し、地上49階の「天空の図書館」のような場所でセッシ…

いまさら、あるいは、いまこそWeb2.0?

GW中の韓国から、今はサンフランシスコです。BCGでは年2回、パートナーミーティングというのがあり、世界中のパートナーが集まって戦略や組織の課題を、わいわいがやがや議論します。とは言え、コンサルティングの仕事は止まるはずもなく、24時間戦えますか…

明日は誰のものか?

先日も書きましたが、週末、ISLで杉之尾氏とジョイントで講義をします。私の方のセッションは、クリステンセンの理論を柱に、5つのグループに分かれて、ワークショップ形式で以下の問いを考えていきます。 �@ TSUTAYA vs コンテンツ(音楽、ビデオ)配信サ…

失敗の本質

週末に、名作『失敗の本質』を書かれた杉之尾氏とジョイントで講義をするので、氏の著作を読み返しました。6つの敗戦の詳細な研究を通して、日本軍の敗戦の真因を鮮やかに提示しています。「目的不明確」「情報軽視」「属人的意思決定」「既成概念への固執…

イノベーションの大きな山

正月に奈良の実家でのんびりし、鈴本で初笑いときたのですが、そろそろ腰を上げて、イノベーションの山に登らなくてはと思っています。かなり険しい山で、どうも遭難しそうですが、ぼちぼちいきたいと思います。 BCGのOBでもあるクリステンセンの『イノベー…

Googlezon−我々はどこへ行くのか

文系の私にはいつも、飛行機からネットにつながるのが不思議でなりません。といいつつ読んでいるのは、Googleの可能性について論じた『Search』です。Googleに我々が支配される日がくる???マトリックスばりの想像力豊かな本書には、大いに刺激されます。 …

『戦略』を見失っていないか?

今週は、BCGのパートナーミーティングでボストンにきています。パートナーミーティングとは、BCGの戦略を決める場でもあり、経営者として取締役会を開く場でもあります。古参の(失礼!)パートナーによると、昔は「日本から来ても肩身が狭かった」とのこと…

デジタル家電の未来は明るいか?

松下電器のCTOである古池さんのインタビューを興味深く読みました(日経エレクトロニクス、2005年9月12日号)。テーマは松下電器の将来です。 大きさを生かして、水平分業に優位に対して立つ 一言でまとめると、これがメッセージでしょうか。方策としては、…

旭山動物園にて

北海道の旭川にある旭山動物園に行ってきました。上野動物園を抜いて、来客数日本一になった話題の動物園です。 いろんな角度から動物を見る というのは実に新鮮な体験でした。例えば、サル山であれば、まず下から眺めます。建物の中には、螺旋状に上がって…

日本の家電の復活

今週は、松下とソニーのR&Dの方と雑談をしました。(本職のコンサルティングに関わる話ではありません。) 以前、松下の前CTOの三木さんとの話で、「どんな生活を送りたいのか」というビジョンが必要だ、という話をしましたが、その延長線にある話です。 議…

イノベーションのジレンマ―MBAマーケターがソニーをダメにした?

先週の日経ビジネス(2005.7.4号)別冊に「イノベーションのジレンマ」の著者であるクリステンセン教授のインタビューがありました。 ちなみに、「イノベーションのジレンマ」という本は、ビジネス書としては驚異的な30万部以上売れた、経営者やビジネスマン…

マーケティングの本質−松下電器CTOとの議論

新しい商品の開発について、松下電器の元CTOで、現在常勤顧問をされている三木さんと、何度か興味深い議論しました。 昔は、アメリカのホームドラマが発想の源泉だったんだよね。今問題なのは、それに代わるものがないこと。今こそ開発者の想像力が求められ…

マーケティングの本質

日本で知られているマーケティングの神様といえば、フィリップ・コトラーでしょうか。版を重ねたその辞書のごとき著作は、マーケティングを志向したことのある人なら、一度は手にとってみたことがあるでしょう。 コトラーは世のマーケターに優れたツールを提…