太田直樹のブログ - 日々是好日

テクノロジーが社会を変える

リーダーシップ

若き名監督の哲学

勝つことにこだわるスポーツの世界は、厳しい環境で戦う企業の経営に通じるものがたくさんあります。NHKの「トップランナー」に登場した若き名監督、清宮さんのリーダー論、組織論、ビジョンはとても興味深いものがありました。 ちなみに、清宮さんは、低迷…

世界の飢餓撲滅のために:ウォーク・ザ・ワールド

以前お知らせしたWFP(World Food Program)のウォークラリーに行ってきました。去年と同様、家族4人で参加したのですが、今年は参加者が増えて、大いに盛り上がりました。(去年は、いつの間にか周りに一緒に歩く人もまばらになり、少々寂しい思いをしたの…

チャリティー・ウォークへの参加のお願い

WFP(ワールド・フード・プログラム)という国連の機関があります。世紀が代わっても一向に減らない飢餓に立ち向かっている団体です。 飢餓って言っても実感がわきませんよね。私もそうです。昨年12月にバングラディシュで目の当たりに見ましたが、今、どれ…

成長への原動力

韓国に来ています。今回は、ソウルから車で東へ3時間ほどいったリゾート地。「秋の童話」というドラマのロケ地として有名だそうです。そういえば、たくさん写真が貼ってありました。 ある韓国のハイテク企業のワークショップの進行役としてきました。社長以…

ソニーはどこへ向かうのか

書いてあることが全て真実かどうか分かりませんが(前書きにあるように、「人はみな自分に都合のよいように話すことがある。」)、ソニーという、恐らく世界でもっともよく知られている(日本の会社ではないと思っているひとさえいる)会社を考える際の、第…

ETICの井上さんに会いに行く

前からお会いしたいと思っていたETIC(Entrepreneurial Training for Innovative Communities)の井上さんに会いに行きました。日本の社会イノベーションにおけるキーマンの一人で、ISLのビジョンをブレストさせていただいたのですが、柔和な表情ながら、眼力…

着眼大局着手小局

今週はきっついです。月曜の夜から韓国。火曜の最終便で帰り、水曜は名古屋。その日の夜行でフランクフルトに行き、木曜の早朝に着くのですが、同日の夜行で東京に戻ります。うーん、自分の持てない石を持っているような・・・ 韓国では、ある企業のビジョン…

明治維新の青写真を描いた人物

バングラディシュから戻ってバタバタしていたのですが、以前から気になっていた横井小楠の本を読みました。帯に「坂本龍馬が師と敬い、勝海舟が恐れた鬼才」とあります。このブログでも「富国有徳」のコンセプトを唱えた人物として触れています。 過去ブログ…

しあわせのカタチ

それでも、バングラディシュの70%の人達は、「幸せですか」と聞かれると、「Yes」と答えるそうです。日本に帰って、あれこれ考える前に(今、ダッカからの帰りのトランジットで、シンガポールです)、これだけ、メモしようと思いました。

働きたくても働けない人、働けるのに働かない人

午後は、ダッカ市郊外のビスケット工場の見学に行きました。帰りに、WFPの玉村代表の案で、VGD(脆弱なグループの自立支援)プログラムに参加している女性の家庭を訪ねました。要は、午前中会った最貧困層の子供達の家庭を見るわけです。 VGDプログラムは、2…

スラム街の希望

午前中は、ダッカのスラム街に行きました。世界でも最貧困のレベルということです。そこにある、政府所有でNGOが運営している小学校が目的地です。約1500人の子供が就学しています。 ゴミの山を抜け、細い路地を行くと、3階建ての校舎が見えます。思いもか…

バングラディシュの夜

シンガポールまで7時間、そこからダッカへ4時間。バングラディシュにやっと着きました。いちどWFP(国連世界食糧計画)の現地でのオペレーションを見たいと思い、今回有給をとってフィールドトリップに参加しました。WFPからは、玉村代表や蟹江専務理事を…

遠い実感ーされど

来月、WFP(国連世界食糧計画)のミッションでバングラディシュに行きます。バングラディシュとパキスタンの歴史はおろか、位置関係すらあやふやな私です(汗)。WFPの方からもらった、「マラリヤへの予防策」などを眺めつつ、どうも実感が持てないでいます。…

富国有徳とは

川勝平太氏の『富国有徳論』(中公文庫)を読みました。ISLでの講演を聞き逃したので、とりあえず本だけでも、と思って買っておいたのですが、日曜の夜の憂鬱さを吹き飛ばす刺激がありました(毎週この手でいこうかな)。川勝氏の提言はこんな感じです。 新…

巨人ドラッカー逝く

NYからの帰りの飛行機でインターネットにつないでいるとドラッカー死去のニュースが飛び込んできました。しばらく感慨にふけった後、思いついてAmazonでドラッカーの『私の履歴書』を注文しました。日経での連載のとき、いくつか読んでいない回があったから…

『下流社会』<<『大崩壊』

出張でNYに来ています。いつも思うのですが、都市のど真ん中にこれだけの緑があるのは贅沢ですね。 時差ボケでぼんやりしながら、『下流社会』について考えているときに、ふと思い出したのが、米国の政治学者フランシス・フクヤマの『大崩壊の時代』です。こ…

進みだす!

社会リーダーを育成する機関であるISLのリーダーの野田さんと、また深夜まで新しいISLについて議論していました(最後はいつも通りバーでしたが)。 話はいきなり逸れますが、野田さんという人は、「えっ、こんな人ともつながっているの」という非常にネット…

ドラッカーが予見するニューソサエティ

ソーシャル・リーダーシップ(過去日記blog.goo.ne.jp/kozatori7/e/332f0c1e76f75a6f957f925efa3cfa7e)について、最近つらつら考えていて、ドラッカーの『イノベーターの条件』を読み返してみました。 まともな社会なくして、まともな人間はありえない こう…

ソーシャル・リーダー

今後のISLの方針について、代表理事の野田さんを中心に議論する場がありました。皆さん忙しいので、夜7時過ぎに始めて、終わったときは、なんと、深夜2時をまわっていました。 大きなコンセプトとして、 ソーシャル・リーダー という考え方を議論しました…

リーダーシップの旅

我社の幹部研修で、次世代リーダー育成のNPOであるISLの野田さんに、講演していもらいました。テーマはずばり「リーダシップについて」。 野田さんのリーダーシップ論の、ほんのさわりだけをご紹介すると、こんな感じです。 1.多くの経営者は、突然リーダ…

日本のリーダーを創る

元INSEADの野田教授が代表理事を勤めるISL(Institute of Strategic Leadership)というNPO(非営利団体)で、日本を変えるリーダーづくりを手伝っています。 http://www.isl.gr.jp/ おいおい詳しく書きたいと思うのですが、今日も野田さんと世の中を変える壮…