太田直樹のブログ - 日々是好日

テクノロジーが社会を変える

リーダーシップ

奇跡のような場で起こりつつある、予想だにしなかった未来

100年後に「歴史が変わった」と言われるような社会実験を次々と起こそうとしているコミュニティがある。僕は1年前くらいから運営側に入り、個人のプロボノとして活動している。コクリ!プロジェクトについて、そろそろこのブログでも書いてみたい。このコミ…

僕らは日本の将来の岐路に立っていて、そのことの自覚や議論が難しいことについて

2050年の日本の将来シナリオをグラフィックで示したその動画は、控えめに言っても衝撃的だった。日立京大ラボまで、足を運んで良かった。9月に研究成果の記事*1も出ているけれど、僕なりにここで整理してみたい。 研究チームにとって「意外だった」のは、「…

中国企業で働くことが、当たり前になる日

北京大学のエグゼクティブMBA向けの授業をやった。大きなテーマは「成熟した経済における成長戦略」。中国は、実は2011年から労働人口が減少に転じていて、今後、急速に高齢化が進む。国の大きさは異なるが、日本を将来の中国と見立てて、議論を進めた。

鎌倉資本主義を考える日(第0回)

「鎌倉資本主義を考える日」に参加した。面白法人カヤックの柳澤さんの声かけで、鎌倉に拠点を構える企業、カヤックの他、パタゴニア、鎌倉投信などの経営者や(この言い方は好きではないけれど)有識者が、建長寺に集まり、半日みっちり議論した。 「資本主…

Code for Japan Summit 2017、越境するワクワク感

Code for Japan Summit 2017に参加した。テーマはBorderless。本当に面白い人が集まっていて、長い時間居られなかったのが残念だった。テーマの通り、垣根を越えて、何かを創っていくことのワクワク感。会場のあちこちで、それを感じた。 例えば、80代でプロ…

安全保障と僕らがほんとうに守りたいもの

『知ってはいけない 隠された日本支配の構造』という本が売れている。まずは、売れて良かった。というのも、目次*1を見ただけで、知りたい人が読んで「ああ、やっぱりそうなんだ。自分の思った通りだ」となりがちな本だからだ。安保を巡っては、分断が生じて…

日本人にとっての社会イノベーションとは?

ISLがシュワブ財団と提携してSocial Entrepreneur of the Year(略称SEOY)の記念すべき第一回を開催することとなった。まずは伊藤さん、向谷さんをはじめ、このような快挙を成し遂げたISL事務局スタッフの熱意と行動力に敬意を表したい。 多数の応募者の中…

脱ガラパゴス化 〜 インドの未来

日経BPさんが主催されるセミナーで基調講演をさせていただくことになった。大勢の人前で話すのは昔から平気なのだが、決して話上手な訳ではない。なかでも、このようなオープンセミナーは、聴衆のバックグラウンドがさまざまで、ビジネススクールの講義など…

What they teach you at Harvard Business School

Pod Castで愛聴している番組のひとつに、BBCの"Peter Day's Business Worldがある。その中で、タイムリーなトピックで話題になっている本、What they teach you at Harvard Business Schoolの著者へのインタビューが面白かった。 実はこの本は未読なのだが、…

社会起業家の卵達と ラウンド2

3週間の間をおいて、社会起業家を目指す40名弱のアソシエイトとISLで2回目のセッションをやった。前回は四国のソーシャルネットワーク「ドコイコ」について、慶応ビジネススクールのケースを使ったが、今回はアソシエイトの一人で、クリック募金のベンチャー…

社会起業家の卵達と ラウンド1

ISLでは、今年、社会起業家向けのプログラムを立ち上げた。何年も野田さんを中心にいろいろ、それこそ一体何を議論しているのか分からなくなるくらいに議論してきた取り組みである。 そんな思いのあるプログラムを若い二人のスタッフに任せて、野田さんご自…

どん底の会社を救う 〜 大企業経営者の行動規範

NHKのプロフェッショナル仕事の流儀のアンコールで弁護士村松謙一氏の放送を見た。村松氏は瀕死の会社−大企業から町の中小企業まで−を100社以上再建した人物である。その仕事に対する真摯な姿勢に心が打たれた。そして、生き方が胸にぐっときた。 http://www…

ソーシャルリーダーシップ@神戸大学MBA

神戸大学のMBAでBCG講座を作っていただいた。テーマはグローバル戦略。BCGの中部関西オフィスのパートナーが得意の持ちネタで4回の講義を分担している。第2回はSustainabilityというテーマで、ソーシャルリーダーシップについて議論した。(グローバル戦略で…

またISLのゼミが始まる

ISLのリーダー育成プログラムの締めくくりになる経営者ゼミが、今年も始まる。参加者は、各出身企業の社長からサインをもらっている、ホンマモンの経営者候補である。ゼミのガイダンスにこうある。 「今すぐに真剣で斬り合え」 約半年に亘って真剣勝負をし、…

ISLの総会で世界の行く末について考える

今日、年に一度のISLの総会があった。NPOがここまでできるのか、というところまでISLも成長してきた。事務局の方々の舞台裏での大車輪の活動には本当に頭が下る。不肖私も、200余名の参加者の声を拾うフロア司会を(いつもながら直前の依頼で)引き受けさせ…

チェンジメーカーを切り取った眼

「チェンジメーカー」という本で社会起業家を紹介し、話題となった写真家、渡邉奈々さんにお会いしました。ISLの事務局の向谷さんから「食事に行くので参加しませんか」というお誘いを受けて、ちょうど東京で用があったので顔を出しました。思い起こせば、こ…

ISLゼミ終了!

ISLのゼミが終わりました。 ISLでは、10ヶ月、350時間のプログラムの締めくくりとして、5名ずつのゼミに分かれて、経営構想執筆と社長就任演説を行います。現社長の社長就任演説への辛口の評価から始まり、自分で作ってみてもがき、ゼミ生同士が突っ込みあい…

もはや大国ではない

洞爺湖サミットが近づいていろんな特集が組まれています。恐らく今回のサミットで明確になる、あるいは実感されるのは、もはや少数の大国のリードで世界の問題を解決するのが難しいということ。 もっと言えば、日本はもはや大国ではない、ということでしょう…

日本のリーダーシップ

7月に日本でサミットがあるということで、海外で日本を特集したニュースが増えていますね。わたしは通勤中にpodcastでEconomistやBBCニュースを聴いているのですが、こんな問いかけがされていました。 「昨年、日本の最大の取引相手は米国から中国に変わった…

松下幸之助+豊田喜一郎=ラタン・タタ

今日はインドネシアのバリ島にいます。暑いです。残念ながら休暇ではなくみっちり出張です。こんなことでもなければ出不精のわたしはバリなんてこないよなあ。 実はインドのタタ財閥が主催する"Taking Intelligent Mobility to the Next Level"という3日間の…

BBT終了!

大前さんのビジネスブレークスルー(BBT)の番組収録が終わりました。全6回、以下のテーマで講義を敢行! �@視座を高める:社長演説をやってみよう �Aグローバル・リーダーシップ:大陸のスペース感覚を身につけよう �B変革リーダーシップ:組織を変革するレバ…

大陸を疾風怒濤の勢いで駆ける

シンガポールから夜行便で帰国し、そのまま仕事を続け、夕方にビジネスブレークスルー(BBT)の講座の収録に向いました。BCG戦略リーダーシップ講座」と銘うった番組の第2回のテーマは「グローバルリーダーシップ」です。 グローバル化、あるいは、グローバ…

先進国10億人の市場の秩序を、新興国10億人が塗り替える日!?

BCGのハイテクグループの社内会議でシンガポールに来ています。シンガポール出張は夜行便が飛んでいるので、ほとんど時間のロスがないのが便利な点です。加えて、最近は、ホテルの部屋はもちろん、会議中もブラックベリーと携帯でネットワークにつながってお…

ハングリー精神

わたしの属するBCGには「アルムナイデー」なるものがあります。我社には、グローバルで約9,000名の「卒業生」がいて、10月第1週の木曜日に世界中のオフィスでイベントが開かれます。日本のアルムナイは約400名。うち、100名以上の方が参加されました。 開会…

ISLが日本を変える

経営者育成塾ISLの総会が開かれました。野田さんに乗せられて気がつけば「幹事」になってしまったわたし。昼の12時の理事会から、パネルディスカッションのフロア司会、夜のレセプションパーティから深夜の飲み会まで参加している始末。 なぜここまで付き合…

BBTの「戦略リーダーシップ」開講!

大前さんのビジネスブレークスルー(BBT)で、CS放送による「BCG戦略リーダーシップ」なる全6回の講義がスタートしました。このお題で、わたしに語るべき何があるというのか。どうなんだ! ということで、けっこう悩みましたが、頼るべきは多くの優れたリー…

船場の経営者たち

和田哲の野村社長の依頼で、大阪船場の商工中金ユース会で講演をさせていただきました。和田哲は、「最後の船場商人」と言われた和田哲夫氏が創業した100年を超える老舗です。野村さんは四代目にあたります。 『扇子商法』−船場商人の経営理念と生き方 http:…

リーダーシップ: 理論 vs 経験

今月号のダイヤモンド・ハーバードビジネスの特集は「脱」管理主義のリーダーシップです。冒頭で編集部からの言葉として「C&C(Comand&Control)からE&E(Enpower&Encourage)へ」と、そのコンセプトが一言でまとめられています。 ただ、注意しなくてはいけな…

ISL-今年の社長就任演説は!?

今年もISLの経営者ゼミを引き受けさせていただいたのですが、京都と東京の往復生活で、日程調整には随分と迷惑をかけてしまいました。 昨年のファイナル http://blog.goo.ne.jp/kozatori7/e/9ea721e1f169b6b35747a50a61d34ed3 今年は紀尾井町にあるISLのクラ…

大前研一さんを前にリーダーシップ論を語る

先日も書きましたが秋から大前さんのビジネスブレークスルー(BBT)で月1回、半年間講師をやります。今日は御前会議で大前さんに企画をプレゼンしてきました。場所は秋葉原の駅前にできたばかりのビルです。 複数の企画がプレゼンされるのですが、わたしが遅…