太田直樹のブログ - 日々是好日

テクノロジーが社会を変える

デジタル社会・官民データ

学びのデータが動き出す|埼玉県から広がる教育革命

日本の中学生は、中学になると6割が数学に苦手意識をもつ。ちなみに、学力は世界でもトップクラスだ。理由はいくつかありそうだけれど、学力テストにも原因がありそうだ。実はテストについて、埼玉県で静かな革命が起こっている*1。 知りたいのは「点数」で…

予想だにしなかった光景を会津で見た

会津で行なった3日間のプロトタイピング合宿は、予想をはるかに超えたものになった。最終日のデモを見ていて、熱いものが込み上げてきた。一体、会津で何が起こったのだろうか。

「犯罪予測警察」は未来の物語ではない

自分のあらゆるデータが捕捉され、社会が「最適化」される世界は、2020年代にくっきりと目の前に現れるだろう。そして、それが起こることに対する選択肢は、あまりないだろう。都市から脱出して、ネットからも離れて、どこかの村に籠らない限りは。

3分で分かる「官民データ法」から「デジタルファースト法」への道のり

地方自治体の官民データ活用推進計画は、策定が義務である都道府県で4団体、努力義務である市区町村は15団体にとどまっている。一方、6月に閣議決定された「未来投資戦略2018」は、デジタル・ガバメントが柱のひとつになっている。

2018年前半のブログ記事ハイライト

もし、2050年の未来から地方創生を振り返ったら、それは僕らにとってどんな意味を持つのだろうか。自分が進む方向に一歩踏み出すことを後押ししてくれた記事。2000人以上にシェアいただき、3万人以上に読んでいただきました。

メルカリ化が世界を救う?| 「所有」がない社会モデル

指輪やペットなど私的なものを除いて、全てのものが常にオークションの対象になって、独占や既得権が廃され、公共化された資産からの利益が等しく配分されることで、僕らの社会は次のステージに進むことができる。話題の本『Radical Markets*1』が提案する社…

このイメージを共有したい | 官民データ法からデジタルファースト法へ進んでいくのだけれど

最近、電子行政の加速を目指す経産省のデジタルトランスフォーメーションオフィス(DXオフィス)の求人が話題になった。1名の募集に500名のエンジニアが殺到したらしい。ルールやハコが不要だとは言わないけれど、利用者視点を徹底し、過去のレガシーに向き…

データポータビリティ|空気が変わらないか

日立東大ラボによる「ハビタット・イノベーション」のフォーラムにパネリストとして参加するのだけれど、個人的に注目しているのは二つ。ひとつは、日本では一進一退のデータポータビリティの突破口を探ること。GDPRの検討では、消費者についての詳細な分析…

あなたのデータは25万6千円の価値がある | GDPRのもう一つの狙い

EUの欧州委員会は「欧州市民のデータの価値は、2020年には1兆ユーロ(132兆円)にまで拡大する」とし、それを「デジタル巨人に独占させるわけにはいかない」と、GDPRについてのプレスリリースで明確に宣言している。

脱「様子見」のチャンス|官民データ活用を駆動するデータアカデミー

こんなことは当市で直ぐに真似出来ない。確かに。そこでご紹介したいのが「データアカデミー」という取組みだ。Code for Japanの市川さんを中心にしたチームに「これはいい!」というフィードバックが多数寄せられている。噂を聞きつけて、企業向けに実施し…

「会津がすごい年表」を作ってみた

改めて思うのは、10万人規模のエリアは、イノベーションが高速で起こるのにちょうどいい規模ではないかということ。会津の場合、一人のリーダー・組織が引っ張っているのではなく、複数の流れがあって、その多様性がいい。

岐路に立つマイナンバーカード

導入してから2年で1割*1という普及率のマイナンバーカード は、この先どうなるのだろうか。現在、交付申請は伸び悩んでいる。2020年のいくつかのシナリオ*2と逆算したアクションを提案してみたい。 シナリオ① 停滞:住基カードの二の舞 もっとも避けたいシナ…

電子行政で日本がイケていない構造と突破口(後編)

行政のデジタル化のグローバルな潮流をつくったのは、英国のGDS(Government Digital Service)という組織だ。米国のUSDSや18Fは、GDSに刺激されて出来たし、最近、日本からたくさんの人が視察に行っている(その成果はいつでるのかな...)。 このWorking at…

電子行政で日本がイケていない構造と突破口(前編)

電子政府は2001年から国の重点政策課題とされているが、関心を持つ人はとても少ない。ただ、顕在化しているところではビジネスのし易さについては明確にマイナスになっている。近い未来でいえば、子供の孤独など横断的な課題への対応力などで、大きな差がつ…

Fast alone, Far together - 1人だと早く、一緒だと遠くへ

官民データ法の勝手ガイドラインを作るキックオフを行った。年末の平日昼間に半日を費やすワークショップに、行政・企業・大学といったセクターを超え、しかも各地から参加者があった。 時を同じくして、都道府県の計画がパブコメに出されている。それを踏ま…

予告編:ほんと、官デ法は知られていないんだけれど

このままいくと、自治体の情報化部門主導で、人知れず計画が作られ、人知れず忘れ去られそうです。見たい未来:例えば、子供を取り巻く環境について、行政だけでなく関連するNPO(病児保育、学習支援、DV等の相談など)でデータを共有して、地域全体で子育て…

3分で分かる「官民データ活用推進」の滑り出し

10月27日に、我が国の成長戦略の柱となる「官民データ活用推進基本計画」の最初の振り返りが、実行委員会で行われた。定量的に見る限り、21名の委員のうち欠席12名・代理出席1名、ニュース記事ゼロということで、残念なことに「本気度」が低く、したがって社…

3分で分かる「官民データ活用推進計画」

10月10日に地方公共団体向けの「官民データ活用推進計画策定の手引」が公表された。都道府県版が45ページ、市町村版が59ページ。例によって、決して分かりやすいとは言えない。「データは21世紀の石油」というほど大事なのに、何とかならないだろうか。とい…

エンジニアが「やれやれ」と言いながら、国の仕事をしているということ

先日、ある方と話をしていて「官僚は自分たちが使っているお金にもっと自覚をもった方がいい」と言われた。無駄遣いを止めろという一般論ではなく、例えば、行政がITに使っているのは、政府が5,000億円*1、地方が4,000億円だ。合わせて9,000億円。民間トップ…