太田直樹のブログ - 日々是好日

テクノロジーが社会を変える

「犯罪予測警察」は未来の物語ではない

自分のあらゆるデータが捕捉され、社会が「最適化」される世界は、2020年代にくっきりと目の前に現れるだろう。そして、それが起こることに対する選択肢は、あまりないだろう。都市から脱出して、ネットからも離れて、どこかの村に籠らない限りは。

Code for Japan Summit 2018が楽しかった

この文章を読んでいただいているあなたにオススメしたいのは、Code for JapanのFacebookかTwitterをフォローして、次のサミットに参加することだ。社会を良くすることについて、ギークだけでなく、自治体職員や官僚や研究者や学生や経営者や議員やデザイナー…

3分で分かる「官民データ法」から「デジタルファースト法」への道のり

地方自治体の官民データ活用推進計画は、策定が義務である都道府県で4団体、努力義務である市区町村は15団体にとどまっている。一方、6月に閣議決定された「未来投資戦略2018」は、デジタル・ガバメントが柱のひとつになっている。

地方テレビ局の未来

NHKの同時再送信への本格参入が仕上げとなって、2020年ごろには放送と通信の融合は完了する。それは、県域免許に守られていたローカル局を、根底から揺さぶる。なぜなら、キー局から配信される番組と広告料がローカル局を支えているから。

2018年夏|おすすめの三冊

「自然」という幻想|エマ・マリス 普段はぼんやり眺めていて、時折、ニュースでその恐ろしさに思い至る。自然とは何か、ということはあまり考えたことがなかった。 感想:「過去に戻す」のではない、「未来をつくる」自然とは ノモレ|国分拓 アマゾンの最…

猛暑のリスクが顕在化する未来

気象庁が記録的な猛暑について「災害と認識」というニュースは海外でも話題になっている。世界のあちこちで猛暑による被害が発生している。様々なソースで猛暑についての研究が紹介されているので、まとめてみた。 猛暑と温暖化ガスの関係は、簡単ではない。…

食の未来|2030年ごろ、3つのシナリオ

10年から15年くらい先には、食が劇的に変わっていると思われる。今まで通り、ご飯やパン、肉を食べたいなら「遺伝子編集」という技術の導入が進むだろう。遺伝子編集が、遺伝子組み換えのような対立構造や、あるいは技術的な課題で停滞した時は、どうなるか…

本質的な「学び方」とは?

しっかりしたエビデンスがある手法を調査し、深い学びを得るステップを6つに分けて整理している。よくある「自分はこうやったらうまくいった」というものとは質的に異なる。ちなみに、2017年のAmazonのベストサイエンス書だ。「サイエンス」なので、検証さ…

2018年前半のブログ記事ハイライト

もし、2050年の未来から地方創生を振り返ったら、それは僕らにとってどんな意味を持つのだろうか。自分が進む方向に一歩踏み出すことを後押ししてくれた記事。2000人以上にシェアいただき、3万人以上に読んでいただきました。

「未来の学び」は意外と早くやってくると思う理由

2020年ごろまでに、教育はこうなっている。 好きなことを好きなように探求するプロジェクト型学習を、年間100時間以上没頭できる。公立で、学校を飛び出して、地域社会に入ってプロジェクトを行える高校が全国に100校以上あって、毎年数千人が「留学」してい…