太田直樹のブログ - 日々是好日

テクノロジーが社会を変える

2018年前半のブログ記事ハイライト

もし、2050年の未来から地方創生を振り返ったら、それは僕らにとってどんな意味を持つのだろうか。自分が進む方向に一歩踏み出すことを後押ししてくれた記事。2000人以上にシェアいただき、3万人以上に読んでいただきました。

「未来の学び」は意外と早くやってくると思う理由

2020年ごろまでに、教育はこうなっている。 好きなことを好きなように探求するプロジェクト型学習を、年間100時間以上没頭できる。公立で、学校を飛び出して、地域社会に入ってプロジェクトを行える高校が全国に100校以上あって、毎年数千人が「留学」してい…

ルワンダが熱い|PPPの役割

JICAでICTのスペシャリストとして活動している渡辺英樹さんは、グローバル全体が担当領域だが、最近は4割の時間をアフリカに費やしていると聞いた。特にルワンダ。特筆すべきは、「アフリカの入り口」として、カガメ大統領がSmart Africaというアフリカ全体…

メルカリ化が世界を救う?| 「所有」がない社会モデル

指輪やペットなど私的なものを除いて、全てのものが常にオークションの対象になって、独占や既得権が廃され、公共化された資産からの利益が等しく配分されることで、僕らの社会は次のステージに進むことができる。話題の本『Radical Markets*1』が提案する社…

このイメージを共有したい | 官民データ法からデジタルファースト法へ進んでいくのだけれど

最近、電子行政の加速を目指す経産省のデジタルトランスフォーメーションオフィス(DXオフィス)の求人が話題になった。1名の募集に500名のエンジニアが殺到したらしい。ルールやハコが不要だとは言わないけれど、利用者視点を徹底し、過去のレガシーに向き…

データポータビリティ|空気が変わらないか

日立東大ラボによる「ハビタット・イノベーション」のフォーラムにパネリストとして参加するのだけれど、個人的に注目しているのは二つ。ひとつは、日本では一進一退のデータポータビリティの突破口を探ること。GDPRの検討では、消費者についての詳細な分析…

「無慈悲で、残酷な」世界|「自分で作れないものを、私は理解していない」の果て?

情報学が目下進行中の第4次産業革命を牽引し、次は、生物学が世界を創っていくのだろうか。ということをつらつら考えながら『合成生物学の衝撃』の紹介。

答えはないのだけれど、分断を越えて議論したい問いとは?

35歳以下のいわゆるミレニアム世代は、4割しか資本主義を支持していない。「ソーシャルメディアで他人を攻撃する発言をしていい」を支持する高校生は43%だ。今世紀には個人がテクノロジーを取り戻すことを後押しするのだろうか。

あなたのデータは25万6千円の価値がある | GDPRのもう一つの狙い

EUの欧州委員会は「欧州市民のデータの価値は、2020年には1兆ユーロ(132兆円)にまで拡大する」とし、それを「デジタル巨人に独占させるわけにはいかない」と、GDPRについてのプレスリリースで明確に宣言している。

ずっと幼稚園児でいいのだ|テクノロジーによる暗い未来を変える”1000年間における最も偉大な発明”

AIなどの新しい技術によって雇用が奪われる、文明が危ういとか言われるとき、それを変えうるものが「幼稚園」だと言われたらどうだろうか。これまでの1000年間になされた発明のうち最も偉大なものは何かを議論する会議に参加したレズニックは、印刷機、蒸気…