太田直樹のブログ - 日々是好日

テクノロジーが社会を変える

「無慈悲で、残酷な」世界|「自分で作れないものを、私は理解していない」の果て?

情報学が目下進行中の第4次産業革命を牽引し、次は、生物学が世界を創っていくのだろうか。ということをつらつら考えながら『合成生物学の衝撃』の紹介。

答えはないのだけれど、分断を越えて議論したい問いとは?

35歳以下のいわゆるミレニアム世代は、4割しか資本主義を支持していない。「ソーシャルメディアで他人を攻撃する発言をしていい」を支持する高校生は43%だ。今世紀には個人がテクノロジーを取り戻すことを後押しするのだろうか。

あなたのデータは25万6千円の価値がある | GDPRのもう一つの狙い

EUの欧州委員会は「欧州市民のデータの価値は、2020年には1兆ユーロ(132兆円)にまで拡大する」とし、それを「デジタル巨人に独占させるわけにはいかない」と、GDPRについてのプレスリリースで明確に宣言している。

ずっと幼稚園児でいいのだ|テクノロジーによる暗い未来を変える”1000年間における最も偉大な発明”

AIなどの新しい技術によって雇用が奪われる、文明が危ういとか言われるとき、それを変えうるものが「幼稚園」だと言われたらどうだろうか。これまでの1000年間になされた発明のうち最も偉大なものは何かを議論する会議に参加したレズニックは、印刷機、蒸気…

脱「様子見」のチャンス|官民データ活用を駆動するデータアカデミー

こんなことは当市で直ぐに真似出来ない。確かに。そこでご紹介したいのが「データアカデミー」という取組みだ。Code for Japanの市川さんを中心にしたチームに「これはいい!」というフィードバックが多数寄せられている。噂を聞きつけて、企業向けに実施し…

20%のデジタル利用率のインパクト | 会津若松で見えた未来

データ駆動社会から未来の事業を構想したい人は是非会津若松に行く*1ことをオススメする(できれば日帰りより泊まりで*2)。市民の5人に1人が行政のデジタルサービスを使っている*3地域は、多分、日本には他にない。 個人データは「わたしの」データという…

「会津がすごい年表」を作ってみた

改めて思うのは、10万人規模のエリアは、イノベーションが高速で起こるのにちょうどいい規模ではないかということ。会津の場合、一人のリーダー・組織が引っ張っているのではなく、複数の流れがあって、その多様性がいい。

「良い時間(time well spent)」を巡る動き | 国家対企業、効率と幸福

Facebookへの風当たりが強くなっている。昨年12月にCB Insightsが行った調査では、10年後に同社が「全体として社会にマイナス」と言う人は6割になった。フェイクニュースにいち早く警鐘を鳴らした一人のアビブ・オバディアが、フェイクニュースは序の口で、…

岐路に立って、あきらめず、燃え尽きず進んでいくこと|エダヒロさんの本

「僕らはいま日本の将来の岐路に立っている」という記事は3万人くらいの人に読んでもらった。では、どうしたらよいのか。「地方を元気にしたい」と思っている人は、行政や民間で増えていると思う。ただ「あきらめ」や「燃え尽き」が広がっているようにも感じ…

”人工知能は共産主義的” by ピーター・ティール

暗号(通貨)はリバタリアン(自由至上主義者)、AIはコミュニスト(共産主義者)だ。だから、中国共産党はAIに好意的で、暗号通貨を嫌うんだ。