2017年は、僕らが「多分後戻りのできない分岐点」にいて「けれどそのことの自覚が難しい」中で「自分なりの問いとアクション」が見えた年だった。未来への投資が削られる国に、未来はない。国家は立ちすくんでいて、それほど遠くない未来に世界を動かしてい…
官民データ法の勝手ガイドラインを作るキックオフを行った。年末の平日昼間に半日を費やすワークショップに、行政・企業・大学といったセクターを超え、しかも各地から参加者があった。 時を同じくして、都道府県の計画がパブコメに出されている。それを踏ま…
「(A)都市と地方の格差の拡大は、あらがえない法則に従っている」ということ。もう一つ「(B)ただし、それはどうやら持続可能ではない」こと。「より少ない資源でより多い成果を出す」のが都市化になる。だから、人類社会の未来は都市化にあり、「地球の…
中国人から見ると、日本の街は20世紀に見える。話題になった記事はこれだけど、日本の有識者も同じメッセージを発信しだした。最近のは例えばこれ。 ただ、もう中国アゲの記事はお腹いっぱいで、サゲの記事は食あたりしそう。 6月末時点で、世界にユニコーン…
このままいくと、自治体の情報化部門主導で、人知れず計画が作られ、人知れず忘れ去られそうです。見たい未来:例えば、子供を取り巻く環境について、行政だけでなく関連するNPO(病児保育、学習支援、DV等の相談など)でデータを共有して、地域全体で子育て…
近未来の日本 ー 大厄災が日本を襲い、東京23区には人はほとんど住んでいない。九州や東北、北海道は豊かな暮らしをしているらしいという噂を聞きながら、「西東京」と呼ばれる地域の仮設住宅に、100歳を超える「元気な」老人と、身体の弱いひ孫が暮らしてい…
100年後に「歴史が変わった」と言われるような社会実験を次々と起こそうとしているコミュニティがある。僕は1年前くらいから運営側に入り、個人のプロボノとして活動している。コクリ!プロジェクトについて、そろそろこのブログでも書いてみたい。このコミ…
2050年の日本の将来シナリオをグラフィックで示したその動画は、控えめに言っても衝撃的だった。日立京大ラボまで、足を運んで良かった。9月に研究成果の記事*1も出ているけれど、僕なりにここで整理してみたい。 研究チームにとって「意外だった」のは、「…
北京大学のエグゼクティブMBA向けの授業をやった。大きなテーマは「成熟した経済における成長戦略」。中国は、実は2011年から労働人口が減少に転じていて、今後、急速に高齢化が進む。国の大きさは異なるが、日本を将来の中国と見立てて、議論を進めた。
10月27日に、我が国の成長戦略の柱となる「官民データ活用推進基本計画」の最初の振り返りが、実行委員会で行われた。定量的に見る限り、21名の委員のうち欠席12名・代理出席1名、ニュース記事ゼロということで、残念なことに「本気度」が低く、したがって社…